TBSヤラセ騒動の全貌発覚! 現場スタッフは“CG処理”不安視も「総合演出に意見できず……」
TBS公式サイトより
TBS系のバラエティ番組『珍種目No.1は誰だ!?ピラミッド・ダービー』のクイズ企画「双子見極めダービー」で、回答者の顔相鑑定士・池袋絵意知氏がCGで消された問題。BPO(放送倫理・番組向上機構)は6日、公式サイトで意見書を公開。オンエア前、池袋氏が消された映像を目にした一部スタッフが、「放送後に問題になるのではないか」と強い不安を抱いていたにもかかわらず、そのままオンエアされていたことがわかった。
事の発端は、6月19日に同番組で放送されたクイズ企画「双子見極めダービー」。オンエア上では、池袋氏が途中で不正解となり脱落。以降、スタジオから姿を消していた。
ところが後日、池袋氏の告発により、収録時には“脱落”というルールがなかったことや、勝手にクイズの順番が入れ替えられ、途中で脱落したかのように演出されたこと、さらに、最終問題で池袋氏の姿がCG処理で消されていたことが発覚。「オンエアを見て唖然、そして怒り、悔しさ。あまりのことに食べ物も喉を通らない」と苦痛を訴えた。
これを受け、『ピラミッド・ダービー』は7月、「行き過ぎた編集がありました」などと謝罪。同時に、“ヤラセ疑惑”については「演出の一環のつもりでした」と否定した。
BPOは、9人の番組スタッフに合計約15時間にわたり聴き取り調査を行った結果として、編集時に“脱落”ルールの追加があったことや、池袋氏の映像をモノクロ加工した挙げ句、最終問題で姿を消す行為、得点ルールの変更、クイズの順番の入れ替えがあったことが発覚。その原因として、出演者への敬意や配慮の欠如や、VTRをスタジオ収録のための「単なる素材」と位置づけていたこと、TBSが半ば制作会社に“丸投げ”していたこと、スタッフ間の情報共有ができていなかったことなど、複数挙げている。
http://www.cyzo.com/2016/12/post_30611_entry.html
また、クイズのロケに立ち会ったスタッフらが、オンエアの3日ほど前に、池袋氏が消された映像を見て衝撃を受けていたことも判明。このスタッフは、池袋氏に実際に会っていたこともあり、強い不安を抱いたというが、総合演出に意見を言いにくい制作環境であったため、胸に秘めてしまったという。
BPOは、出演者を「感情を持つ生身の人間」と強調した上で、「TBSはこの番組に限らず、制作会社との間でいま一度この点をよく確認してほしい」と厳しく注意を促している。
「4班体制で多くのスタッフが関わっている『ピラミッド・ダービー』ですが、BPOの報告書から、総合演出を務める制作会社・ZのI氏にスタッフがビビッている様子がうかがえる。I氏は、2013年にヤラセ事件が社会問題化した『ほこ×たて』(フジテレビ系)でも総合演出を手掛けていた言わば“前科者”。この時、BPOから『重大な放送倫理違反』と判断され、制作過程での局本体のかかわりの薄さを指摘されていたにもかかわらず、同じことが繰り返されてしまった。そんなI氏を、現在も『ピラミッド・ダービー』の総合演出に起用し続けているTBSには、なかなか反省の色を感じ取れません」(テレビ誌記者)
BPOの聞き取り調査によって、恥部が露呈してしまったTBS。同局のバラエティ番組は、『ピラミッド・ダービー』に限らずたびたび“ヤラセ疑惑”が浮上しているだけに、信用回復には時間がかかりそうだ。
http://www.cyzo.com/2016/12/post_30611_entry_2.html
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