奇習! なまはげ男たちの股間に全裸女 ― 東北地方の密通
【日本奇習紀行シリーズ】 下北半島
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※イメージ画像:Thinkstockより「三日月の丸くなるまで南部領」と謳われるほどに、急速に東北地方でその勢力を拡大した戦国大名・南部晴政。その領土の最北端部分に近い、青森県の下北半島に位置する山間の集落に今なお暮らす元林業・野谷善吉さん(仮名・83)は、若き日に目撃した「ある光景」が60年以上経った今も、鮮明に脳裏に焼きついて離れないという人物だ。
「女……。そう、若い女がね、白装束で、湖に立っていたんですよ。そう、それこそ月の綺麗な夜でしてね」
当時、野谷さんは父や兄とともに、自宅近くの山に入っては木を切るという生活を続けていた。その日は昼間、山に兎の罠を仕掛けた際に、たまたま愛用の巾着を置き忘れてしまったことに気づき、深夜、ひとりで山に戻っていったという。そこで出くわしたのが、小さな湖の水際に立つ、ひとりの若い女性だったのだ。
「普段はね、そんなところへ、夜中に出かけたりすることなんてありゃしないんですけどもね。かあちゃんの形見の巾着を忘れて。それで大急ぎで出かけていったんです。そしたら若い女でしょ? しかも白装束。そりゃあ気にもなりますよ」
あまりに物珍しい光景に出くわしたことで、「何かかある」と直感したという野谷さんは、そのまま物陰から息を殺して、しばらくその女性を観察していたという。すると、女性は晩秋の冷たい湖の水を浴び、それがひと段落した頃、身に着けていた白装束を脱ぎ捨てて、全裸になったという。
「物陰から暫く見ていたら、いきなり装束を脱いで、全裸ですよ、全裸。ありゃあ、たまげましたね。それがまた美しいのなんのって……。もうね、若かったでしょう? 私も興奮してしまって、胸が鳴るのを感じましたよ」
血気盛んな年頃ということもあって、胸の高鳴りを感じた野谷さんであったが、そんな彼の目に、信じられないものが飛び込んでくる。それは、秋田のなまはげのような姿をした数名の人影だった。
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※イメージ画像:Thinkstockより「女が裸になっただけでも驚くというのに、挙げ句、変な連中でしょう? 妙な扮装をしてね、女の周りに集まってくるんだから、それは心臓が口から飛び出るほどに驚きましたよ。しかもそうこうしているうちに、その連中がおかしなことをし始める。もう何がなんだかわかりゃしなくなるくらいに、頭がね、真っ白になりましたよ」
そのなまはげ男たちは、女性を取り囲むように並ぶと、腰から下の袴のような履物を脱ぎ捨てて、屹立した男性器を女性に向け始めた。すると女性は彼らの股間の前に跪き、深々とお辞儀をした後で、1本1本、丹念に口に含んでいった…。そうした彼らの何とも奇異で、エロティックな行為を、野谷さんは物陰からつぶさに観察していたという。
「さすがにその頃になると、私もね、多少は男と女の営みくらいは知ってはいたけれども、それが目の前でしょ? しかも山奥で。あれは今でも決して忘れることができない光景ですよ」
野谷さんの話によると、冒頭で触れた南部晴政の全盛期、この地域では領土争いによって離れ離れになった武家の女性と、そんな彼女たちと密かに通じていた他家の武士との間で、こうした文字通りの「密通」が行われていたという昔話があるそうだ。だが、果たしてそれが野谷さんの目撃したものと同じであるかは定かではない。いずれにしかり、逢瀬を重ねる男女というものは、いつの時代も、傍目に見れば奇行でしかない特殊な行為をしているものなのかもしれない。
(取材・文=戸叶和男)
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