<br />        学生の窓口編集部<br />       
日常生活で使うさまざまな日本語……意味をよく知らないまま、だいたいのニュアンスで覚えてしまっているものも多いのではないでしょうか。自信満々に使ったはずが間違えていた……なんてことも。今回はそんな勘違いして覚えていた言葉について社会人のみなさんに聞きました。

■「役不足(やくぶそく)」

「自分がその仕事をするには力が足りないという意味だと思っていた。大きな仕事を任されたときに言ってしまって、上司が笑いながら正解を教えてくれた」(男性/24歳/建築)

役不足とは、その人の実力に対して役目が軽いということ。謙遜をしたつもりが逆の意味になってしまっていましたね。

■「失笑(しっしょう)」

「『つまらなくて笑えない』とか『くだらなさすぎて失笑する』という使い方だと思っていた。そんな間違いをした自分が失笑された」(女性/27歳/IT)

笑ってはいけない場面でこらえきれず笑い出してしまうことを失笑といいます。これも間違えて使っている人が多いようです。

■「話のさわり(はなしのさわり)」

「話の最初のことだと思っていた。『そのマンガのさわりだけ教えてよ』と言って『言っちゃっていいの?』と驚かれたことがある」(男性/27歳/自動車)

さわりとは話の要点のこと。物語のさわりを教えてもらったら、ネタバレになってしまうこともあるかも。

■「敷居が高い(しきいがたかい)」

「『上品であったり、値段が高そうだったりするお店だから入れない』、という意味で使うのだと思っていた。『あの店はちょっと敷居が高い』と言ったら『一体なにをしたんだ』と眉をひそめられたことも」(女性/27歳/販売)

敷居が高いというのは、「不義理があるためにその場所へ行きづらい」ということ。高級そうなお店はたしかに行きづらいですが、本来の「敷居が高い」という使い方とはずれているようです。

■「なし崩し(なしくずし)」

「彼氏とのなれそめを聞かれたときに、『なし崩しに……』と使ったら、それが間違っていた。なんとなく、とか流れで……という意味だと思っていたら、少しずつ物事を済ませていくことだとわかって恥ずかしかった」(女性/28歳/建築)

「なし崩し」という言葉も間違えて覚えている人が多いようです。もともとは借りたお金を少しずつ返していく、という意味。そこから、物事を少しずつ片付けていく、という意味でも用いられるようになったのだとか。

言葉の意味を間違えたまま覚えてしまうと恥ずかしい思いをすることも。最近では間違った意味で使う人が多くなった表現は正式な意味として認められる場合もあるようですが、周りに指摘された場合は一度自分で辞書をひくなどしてみるといいかもしれないですね。

(ふくだりょうこ+プレスラボ)