韓国球界が“阪神”に戦々恐々… 現地メディア「KBO非常事態」
阪神が契約合意間近と報じられているロハス(左)とアルカンタラ(右)
◆ MVPに続いて最多勝投手も…「NPBの襲撃」
マネーゲームには勝てない…。そんな声が韓国球界から聞こえてくる。
日米韓から熱視線が注がれていた韓国リーグ・ktウィズのメル・ロハス・ジュニア選手(30)の阪神入りが決定的と報じられ、今度は同・斗山ベアーズで最多勝に輝いたラウル・アルカンタラ投手(28)も阪神が獲得を画策中とのこと。この報道を受けて、韓国メディア『スポーツキョンヒャン』は10日、相次ぐNPBへの助っ人流出を「非常事態」と伝えた。
同メディアは「ひょっとしたらと思っていたら、日本プロ野球の襲撃が現実になっている。 レギュラーシーズンMVPを奪い取った阪神が最多勝投手まで狙っている」と切り出し、韓国リーグ(KBO)の球団が置かれた“苦境”を報じた。
NPB球団のKBO助っ人の“引き抜き”は歴史を遡れば多数あったが、特に阪神については「地道にKBOリーグ選手たちに目をつけた球団」として、2014年に呉昇桓(オ・スンファン)、2018年にウィリン・ロサリオ、2020年にリーグ打点王のジェリー・サンズを獲得したと紹介。「サンズとの再契約を確定しても、強打者ロハスを迎え入れ、最多勝アルカンタラにまで手を伸ばしている」と続けた。
同メディアによると、KBO球団の関係者が「資金力においては日本の球団と対抗することは困難だ…」と漏らしているようで、「依然として韓国より日本のほうが大きな舞台という外国人選手たちの認識もある。 コロナ禍で市場が縮まり、“ドル”を前面に出すNPBの襲撃がKBO球団の最大の敵となっている」と、資金力で劣るKBO球団が主力の助っ人をNPBに引き抜かれる現状を伝えた。
ちなみに阪神が狙っている20勝右腕・アルカンタラについて、現地メディアによれば、すでに斗山が慰留のための条件を提示しているものの、右腕が阪神側とのオファーを天秤にかけているとのこと。今回も阪神が優勢と見られているようだが、20勝右腕の決断は果たして…?
BASEBALL KING
https://news.livedoor.com/article/detail/19360356/
阪神・能見がタテジマ最後の登板 最速149キロ!最後は三振締め プロ2度目のセーブ
9回、阪神・矢野燿大監督からボールを渡され笑顔でマウンドに上がる阪神・能見篤史=甲子園(撮影・飯室逸平)
(デイリースポーツ)
「阪神1−0DeNA」(11日、甲子園球場)
今季限りでの退団を表明している阪神・能見篤史投手が今季最終戦の九回に登板した。最速149キロのストレート主体の強気のピッチングで3人で締め、プロ2度目のセーブを記録した。
八回に近本の適時三塁打で先制した阪神は1−0とリードして最終回へ。矢野監督は5番手としてタテジマ最後の登板となる能見を送り込み、勝利を託した。
4番・細川からの打順。能見の初球は147キロ直球でボール。細川には4球目の148キロをセンター前に打ち返された。しかし続くソトを初球で遊撃併殺に仕留める。最後は柴田を空振り三振に仕留めた。
能見は2004年度ドラフト自由枠で入団。ここまで阪神一筋で16年の現役生活を過ごしてきた。3度の開幕投手、5度の2桁勝利をマークするなど長年、猛虎のエースとして活躍した。18年途中から中継ぎに転向。40歳を迎えた昨季には、自己最多の41試合に登板した。
今季はこの試合を迎えるまで33試合に登板し1勝4ホールドという成績だった。10月21日、球団から来季の戦力構想外であることを通達されたが、現役続行を希望して退団を表明。「タイガースのユニホームを着て、皆さんの前でプレーするのは今季が最後」とコメントを残した。
https://news.goo.ne.jp/article/daily
sports/sports/20201111111.html
阪神「火の玉ストッパー」藤川が引退試合 「細く、長く」胸に「太く、長い」22年に終止符
【阪神−巨人】現役最後の登板を終え、ファンの声援に応える阪神の藤川=阪神甲子園球場で2020年11月10日、久保玲撮影
(毎日新聞)
「火の玉ストッパー」の愛称で親しまれた阪神の藤川が本拠地・甲子園での伝統の巨人戦で引退試合に臨んだ。「何の後悔もなく、満足してやめられる」。試合前、その胸に去来したのは充実感だった。プロ入りから22年間、日米通算245セーブを積み上げ、最後は2万人以上の観客から万雷の拍手で見送られた。
高知市に生まれ、高知商2年で夏の甲子園に出場した。速球の評価は高く、松坂世代の一人として99年、ドラフト1位で阪神入りした。だが高知商の当時の監督・正木陽さん(59)は「きれいなフォームで球の回転も素晴らしかった。ただ体の線が細かった。嫌になったらすぐにやめてしまうかもしれないと思った」と述懐する。だから、はなむけの言葉は「細くでもいいから、長くやれ」だった。
ルーキーイヤーから活躍した西武の松坂とは対照的にすぐには結果は出なかった。そんな時、正木さんの教えが胸に浮かんだ。「自分を成長させてくれたのは、優しい言葉ではなく、きつい言葉。ずっしり(心に)あった」。そしてまた、地道に努力を続けた。
阪急(現オリックス)で豪速球投手として鳴らし、2003年から阪神2軍投手コーチを務めた山口高志さん(70)の助言でフォームを改良し、潜在能力が開花した。「分かっていても打てない」と打者を嘆かせる、うなるような速球を手に入れた。山口さんは藤川がはい上がった原動力を「逆境に負けず乗り越える力」と振り返るから、このころは心身の「線の細さ」は過去のものとなっていた。
日本代表として06年と09年の2度のワールド・ベースボール・クラシックや08年北京五輪で活躍。12年オフには米大リーグに挑戦した。
だが大リーグ生活では結果を残せなかった。13年に高校時代から不安のあった右肘の手術を受けたが、復調せず、15年シーズン途中に自由契約となった。複数の日本球団から誘いを受けながら選んだ移籍先は故郷の独立リーグ「四国アイランドリーグplus」の高知だった。もう一度、原点に立ち返り、肘の状態も戻し、15年オフに阪神に復帰した。すると、「自分自身との約束だった」と、19年には抑え投手に返り咲き、チームをクライマックスシリーズ進出に導いた。
名球会入りの条件となる日米通算250セーブにわずかに届かなかった。だが、藤川は「(記録は)考えたこともない。もっと大きな財産をいただいた」と言う。記録より、記憶。「たくさんの方に『藤川球児』という人を知ってもらえた。生きている中でこんな最高なことはない」。振り返ると、太く長い足跡が刻まれていた。【田中将隆】
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/
sports/mainichi-20201110k0000m050305000c.html
阪神 3年ぶり2位確定 矢野監督「全員で戦えたから2位になれた」
6回、ソロを放って生還した大山(左端)を迎える矢野監督(中央)ら(撮影・立川洋一郎)
(デイリースポーツ)
「広島0−2阪神」(7日、マツダスタジアム)
阪神が金本監督時代の2017年以来3年ぶりの2位を確定させた。先発秋山は7回0/3を3安打無失点で11勝目。打線は木浪が先制二塁打、大山の28号ソロで加点した。
矢野監督は「去年3位だったので、1個でも上にこれたというのは意味があると思うし。今シーズン思うようにいかないなかで、みんなが粘ってくれたのは俺の中では価値があると思うし。全員で戦えたから2位になれたと思う。課題はもちろんあるんだけど、ひとまずはそういう風に感じています」と話した。
https://news.goo.ne.jp/article/daily
sports/sports/20201107114.html
阪神 大逆転勝ち 6点差引っくり返す 梅野が決勝弾 Aクラスも決まった
5回、勝ち越しソロを放つ梅野(撮影・田中太一)
(デイリースポーツ)
「阪神8−7ヤクルト」(5日、甲子園)
阪神が最大6点差を逆転して勝ち、DeNAが敗れたためAクラスが確定した。
四回に打者一巡の猛攻で5点を挙げ、最大6点差から追いついた阪神は五回に梅野が7号ソロを左中間席に運んで勝ち越した。
先発のエース・西勇が1回2/3でで7失点降板と大乱調だったが、初回にマルテの内野ゴロの間に1点、三回にはサンズの適時打で1点をかえし、四回には近本、大山、陽川の適時打で一挙5点を挙げた試合を振り出しに戻し、三回以降は投手陣が無失点リレーで勝利をたぐり寄せた。
ヤクルトは投手陣が誤算だった。
https://news.goo.ne.jp/article/daily
sports/sports/20201105136.html